BABYMETALとかの音楽。

BABYMETALを通じて、メタル、R&R、パンク、ソウル、ファンク、ポップスなど世界の美しい音楽を紹介します!

LOUDNESSの海外進出とBABYMETAL

私がLoudnessを聴き始めたとき、ボーカルの二井原実はすでに脱退しており、ボーカリストはアメリカ人のマイク・ヴェセーラだった。

 

近所にラウドネスマニアなお兄ちゃんがいたせいで、昔から存在自体は知ってた。

その時は私はなぜか「ラウドネス」のアクセントを、"ラ"ではなく、"ド"に付けていた。笑

今思えばBURRN!にも負けないほど偏向性の強いギター雑誌「ヤングギター」で、高崎晃がしょっちゅう特集されていたのもあり、ギターを手にしてからラウドネスを聞き始めるのに時間はかからなかった。

 

 

"SOLDIER OF FORTUNE"アルバムでのマイク・ヴェセーラの声にはびびった。

とにかく伸びる。気持ち良すぎる。

高崎のギターはそこまで好みではなかったが、"Soldier Of Fortune"の両手タッピングなど、楽しみながらコピーしてた。(追記: そういえば、その10年後くらいに本人と電話で話しさせてもらった時にこの事を言ったら、「またえらい難しい曲やなぁ〜」と言っていただきました。笑)彼は速弾きばかりが取り沙汰されるが、作曲家及びリフメイカーとして、物凄い安定感のある人だと思う。

中でも"Long Distance"が好きだった。二井原さんバージョンはあまり好きじゃないが、マイクバージョンは歌メロがとてもキャッチーで良い。程よくポップな名曲だと思う。

残念ながら、ここ数年のラウドネスの作品は乱発としか思えないが・・・(ニイちゃん復帰後なら"The End OF Earth"が圧倒的名曲だと思う)。

 

 

ドラムの故・樋口宗孝さん。大好きなドラマーです。

とにかく"重量感"を感じさせるドラムで、普通のエイトビートを叩いただけでもう、素晴らしい。もちろんテクニックも抜群。個人的な意見で恐縮だが、中村達也のプレイと重なるところがある。

 

その後E.Z.OのMASAKIとX JapanTAIJIが加入し発表された、"LOUDNESS"アルバムはとてもわかりやすいインパクトのある作品で、愛聴した。

こぶしのようなビブラートが超個性的なMASAKIは、日本が世界に誇るスーパーボーカリストだと思う。

 

中でもこの動画は、ヤバいです。抱腹絶倒、問答無用のカッコ良さ。ゆいもあも、同じギミック使ってましたよね。

www.youtube.com

 

 

そう、当時の私にとって二井原実は過去の人となっていました。

ラウドネスの曲はマイクの歌で知った。

その後に二井原実バージョンの"In The Mirror"を聞いて、悪い意味でぶっとんだ。

 

ダサい!

声こもってる!

歌詞が小学生の落書きレベル!

 

"THUNDER IN THE EAST"と"HURRICANE EYES"は少し聴いてたけど、私が二井原ラウドネスの凄さがわかるのは、それから10年以上経ってからなのでした・・・。

 

知り合いのご縁で、"Racing"ツアーでライブの楽屋にお邪魔したことがありました。

樋口さんに会えなかったのは残念だけど、二井原さんは腰が低く、気のいいあんちゃん的な人だった。高崎さんはもう、イメージそのまんまな感じ。もちろんいい人でした。確かヤングギターに載ってたけど、高崎さんは人生でバイトしたことがないらしい!!!さすが元アイドル。

 

その後、初期ラウドネスも聴くようになったのだが、その中で、特別に好きな曲が出来た。

"DISILLUSION~撃剣霊化~"に収録されている、"Dream Fantasy"(夢・ファンタジー)、"Esper"の2曲。

いやー、この2曲はすごい!

怒涛のような演奏。特にリズム隊は笑ってしまうほどすごい。

スラッシュメタルとR&Rをミックスさせたような。忙しい重戦車のような突進。

なるほど、メタリカ高崎晃を正式ギタリストとして真剣にオファーした逸話も頷ける物凄さだ。

山下さんのベースがこんな凄いとは思わなかった。タッカンの幼なじみという安易な人選とは思えないプレイ。世界のスーパープレーヤータッカンに負けないよう、超人的な努力をしたものと思われる(樋口さんも同じ地元なので、この3人はほんとすごいわ)。山下さんの演奏の凄みを知ってから、TAIJIさんの演奏は聴けなくなった(ごめんなさい)。

その演奏に乗るニイちゃんの歌もこれまた凄く、ニイちゃん以外の歌はちょっと想像が付かない。

こんな凄い音楽が日本という小さな枠で収まらないのは当然だろう。

 

結果彼らは全米進出し、3枚のアルバムを出した。

今はCDの売れない時代で、チャートの集計方法も様変わり。何より、音楽ジャンルが圧倒的に広がったので、当時と純粋な比較は出来ない。

ビルボード最高位64位という成績だけを見ると今ひとつに感じるかも知れないが、この成績だけでもズバリ「あり得ない」くらい凄い。

「カッコいい」が基準の欧米ロック全盛期に、「付け焼き刃の英語」で歌った日本人4人組のバンドがアメリカで通用したのだ。

二井原さんのボーカルの評価は日本よりも海外の方が高いようで、とにかく個性的ということらしい。米AMAZONのレビューを読んでみると、Heavy AccentがCoolと書いている人がいた。たまたま訛り方がカッコ良かったのかも知れない。ボーカルが二井原さんだったから海外で売れたというのは、メンバーチェンジ後のラウドネスが海外でさっぱりだったという事実が証明している。

 

昔、バイト先で一緒だったお姉さんが言っていた。

彼らの全盛期にテキサスに留学していた彼女は「日本人なら、ラウドネス知ってるよね」と地元民に聞かれて、「知らない」と答えた。

すると、「日本人なのに、あり得ない!!」と言われたそうだが、それぐらい認知度があったということだろう。インターネットのない時代に。

 

彼らの全米進出に興味を持った私はそれから、下記書籍を手に入れ、読んだ。

 

 これは本当におすすめだ。

インターネットの無い時代に、日本人が海外へ行く苦労。

イギリス人からの差別行為や、劣悪な環境のツアーバスのエピソードなど、とても興味深い1冊です。

何より、二井原さんの人柄が素晴らしい。

この後、あっさりと高崎晃に首を切られてしまうことを考えると泣けます。

 

ただし!二井原さんはソロを経て、盟友である元Eathshakerのギタリスト石原愼一郎 、樋口宗孝と共にSLYを始動。

このSLYがもーめっちゃカッコいい!

正直、ラウドネスより好きです。

石原さんのギターソロが、タッカンのよりストレートなとこが好きかな。

樋口さんのドラムはこの時期が最高ではないかと思う。

やっぱりニイちゃんの太い声も最高で、もうこもってるとかは言わせない(言ってたの自分)。彼の替えとなるボーカリストは世界中探してもいない!と声を大にして言いたい。

未聴の人!お願いですから聴いて行ってください!(懇願)

youtu.be

 

 

 ↓彼らの名作1st。2nd"DREAMS OF DUST"もおすすめ。中古安すぎ!(怒)

SLY

SLY

 

 

あ、BABYMETALのこと書くの忘れた!笑