読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

BABYMETALとかの音楽。

BABYMETALを通じて、メタル、R&R、パンク、ソウル、ファンク、ポップスなど世界の美しい音楽を紹介します!

渋谷系。~オザケンの復帰に便乗して~

オザケンこと小沢健二が復活した。

小沢健二(指揮者の小澤征爾の甥)は、後にコーネリアスとして世界的な知名度を得る小山田圭吾(和田弘とマヒナスターズのボーカルの息子)と共に、「フリッパーズ・ギター」に在籍。後期は実質2人のユニットだった。

 
そこでの小沢はギタリスト兼作詞家であったが、フリッパーズが解散すると、突然自作曲を歌う歌手となった。
今でいうと、星野源(元SAKEROCK)のような感じか。


素人のように不安定なボーカルで、センスの良さを感じる優れたポップソングを陽気に歌い、大ブレイク。一気に市民権を獲得した。

 

当時の私はと言えば、フリッパーズも、オザケンにも興味がなかった。
"FANTASMA"からコーネリアスにハマり、後追いでフリッパーズを聴いたクチ。

コーネリアスをよく知らない人は、これを観てほしい。海外で認められた彼のセンスの良さが、少しでも伝わると思う。

www.youtube.com

小山田さんが凄いのは、フライングVでライトハンドのギターソロ披露したり、メタルの音楽性までをもおしゃれに取り入れちゃうとこ。

今でこそ珍しくないかも知れないが、1990年代当時にそんなことやっちゃうのは彼ぐらいだったのでは。まあ間違いなく天才。

 

フリッパーズも、小山田のマニアックな音楽センスを反映した、実にオシャレで計算高い音楽性を持っていた。
と同時に、若年の一般層に受けるという対極のことをやってのけ、時代の寵児となる。
で、フリッパーズを中心とした、当時のオシャレ系アーティストの総称を「渋谷系」と呼ぶようになります。
渋谷タワーレコードがその由来らしいが、私のような大阪という日本以外の地域(言い過ぎ)に住む者にとって、「渋谷系」と言われてもピンと来なさすぎる。少なくとも当時は。


私が今でもよく聴く渋谷系のアーティストが二組いる。


オリジナル・ラブ

このオリジナル・ラブ(=田島貴男)こそが小山田のルーツであり、渋谷系の総本山である。
彼の作る音楽は途方もなくセンスが良く、高度だ。
古き良き時代のソウルやポップスなどを研究し、楽器のアレンジや配置に執念を注ぐ。山下達郎の後継者と言ってよい。

ボーカルはクセがあるが、うまい。日本人では珍しい、高身長の(うまい)ボーカリストである。
デビューから数年の間、日本を代表するアーティストと言っていい黄金期があったが、後に音楽性が激変。と同時に、クオリティーも落ちていく。
ブームに乗ったにわかファンのみならず、ほとんどのファンが離れてしまったのはしょうがない事実だろう。

 

私は、「朝日の当たる道」が大好きだ。

www.youtube.com

この曲は本当にずっと愛聴しているが、飽きない。

それはやはり、アレンジと演奏力が素晴らしいからだと思う。

この曲でのドラムは佐野康夫AIR(車谷浩司のユニット)で素晴らしい演奏を知ってから、私の大好きなドラマーだ。パンクな曲からフュージョン風までジャンルを問わず、とにかく気持ちいいドラムを叩く。田島貴男が求めたグルーヴがここで完成したと語っているが、リズム隊のグルーヴだけでなく、もう全てが聴きどころ。

資生堂ヘアエッセンスCM曲。

 

「プライマル」もいい。

www.youtube.com

このバラード曲に、シタール(インドの弦楽器)を使うアイデアは最高だ。

山下達郎の「GET BACK IN LOVE」から着想を得たのだろうか。そう言えば、山下達郎もどこからかそのアイデアを拝借したのだろうか。山下達郎はパクリが多いので・・・(私は彼のファンです)。

それはともかく、泣ける壮大なサウンドだ・・・。

こんな音楽的に優れた曲がドラマ(「オンリー・ユー愛されて」)の主題歌だったなんて、贅沢過ぎる!

変身

変身

 

 

 

続いて私の好きな渋谷系アーティストNo.2。

 

Love Tambourines (ラブ・タンバリンズ)

このバンドの音楽性は、一般的なオシャレ系の「渋谷系」のイメージとはちょっと違い、かなり本格的なR&B/ソウル系と言える。

その音楽性に一番近いのはSADEだろう。

もともとSADEが好きだった私は、このバンドを聴いて驚愕し、すぐにお気に入りとなった。

 

ボーカルのエリの、まさにソウルフルな歌唱力あってのバンドだったが、曲・アレンジもそれに負けずに素晴らしかった。

オリジナルアルバムは「ALIVE」一枚のみ。編集盤の「Love Parade」も素晴らしい。

ALIVE

ALIVE

 

 

日本の音楽では珍しく、その音から時代性をほとんど感じさせない。リリースから22年が経過した今でも、そのエバーグリーンな輝きは保たれたままだ。

 

1曲目。何百回聴いても素晴らしい・・・。

www.youtube.com

イントロから、ベースの印象的すぎるフレーズ。柔らかく包むオルガン。キュートなエリのコーラス、情熱的なボーカル。ギターのクリーントーンカッティング、泣けるオルガンソロ・・・。夕日が沈む海のジャケットもピッタリの、全てが完璧な名曲だ。

 

SADEとは違ってロックな曲もあるところが、このバンドの凄いところだ。

この辺は後にデビューした、ラブ・サイケデリコの音楽性に似ているが、彼らはラブ・タンバリンズから影響を受けたんだと思う。

www.youtube.com

ファンクとロック半々だな。

こんな感じの女性ボーカルの曲、洋楽でもちょっと思い付かない。あえて言えばLENNY KRAVITZな感じかな、男だけど。

 

・・・フリッパーズ・ギターコーネリアスについてももっと書こうと思っていたが、うーん。渋谷系も1日では書き切れなかった・・・。そもそもYouTubeのリンクも貼りすぎのような気がする。厳選しているんだが・・・。